この記事ではPolaroid社のOneStep closeup 600の使い方から実際に撮影した写真まで紹介。
Polaroid OneStep closeup 600について
使用可能なフィルムはPolaroidのColor Film For 600とB&W Film For 600(モノクロフィルム)。どちらも現在、8枚入りで1パック大体3000円前後で販売されている。ちなみにフィルムのカートリッジにはバッテリーが内蔵されていて、これがカメラの電源となる。
カメラ本体はもう生産されていない昔のモデルのため、基本的に中古品や専門店によりメンテナンスまたはオーバーホールされたものを購入することになる。
値段はメルカリやヤフオクなどに出品されている中古品が1000円〜、専門店で販売されているメンテナンス済またはオーバーホール済のものが1万円〜、限定品等レアなモデルのものは1万5千円〜の印象だ。
メルカリやヤフオクでは安価なものが多く出品されているが、そのほとんどが動作確認されておらず、ジャンク品の可能性もあるということを注意し購入しよう。
各部名称
A.明暗コントロール(露出補正)
→OneStep closeup 600には自動露出機能が付いていて、カメラが自動で適正な明るさの写真を撮ってくれる。カメラの判断する明るさと自分のイメージする明るさにズレがあるなら、ここで明暗を調整出来る。
B.近影撮影用スイッチ(クローズアップスイッチ)
→オンかオフの2択。被写体までの距離が60センチ~1.2メートルならオン、1.2メートル以上ならオフにしよう。
C.フラッシュユニット
→フィルムカートリッジが入った状態でユニットを起こすとフラッシュの充電が始まる。
D.レンズ
E.露光センサー(フォトセル)
→この窓からセンサーが明るさを計測する。撮影時に指で塞がないように注意しよう。
F.フィルム出口
→シャッタを切るとここからフィルムが排出される。こちらも撮影時に指で塞がないようにしよう。
G.フラッシュレディライト
→緑色のライト点灯でフラッシュ充電完了。不具合がなければフィルムカートリッジを挿入してから数秒で点灯する。
I.フィルムカウンター
→フィルムの残枚数が分かる。新たにフィルムカートリッジを挿入すると"10"になる。現在発売されているフィルムは8枚入りなので"2"の表示でフィルムは空だ。
J.ネックストラップ
K.サムレスト
→撮影時はここに親指を置いて、親指と人差し指で挟むようにシャッターを切ろう。
L.フィルムドアラッチ(留め具)
M.シャッターボタン(フラッシュ発光無し)
O.シャッターボタン(フラッシュ発光有り)
P.フィルムドア
撮影方法
1.フラッシュユニットを起こす。
2.フィルムドアラッチをカメラ前面方向にスライドしながら、フィルムドアを開く。
3.フィルムをシール(タブ)が貼ってある方が手前、イラスト入りのダークスライド(遮光紙)の方を上にして装填。
4.フィルムドアを閉じるとダークスライド(遮光紙)が排出される。
5.フラッシュレディライトが緑色なことを確認。
6.撮りたい写真のイメージに合わせて、明暗コントロールの調整、近影撮影用スイッチの選択。
7.シャッターを切る。